ホテルの基礎知識
ホテルの種類
ホテル
いうまでもなく、日本でもおなじみのシングルベッドルーム、ツインベッドルーム、ダブルベッドルーム、トリプルベッドルームなど部屋単位で提供される洋室をチェックインタイム以降チェックアウトタイムまで1泊単位で賃貸するホテルです。ヨーロッパの場合、コンチネンタルブレックファーストと呼ばれるビュッフェスタイルの朝食付きの料金と部屋のみの料金があります。また、直前(通常3日前)までキャンセル可の割高な料金と、予約日からキャンセル不可の割安な料金が設定されています。グレードは国ごとに定められた基準により★から★★★★★まで星の数で表現される場合が多いが、最近は予約サイトの宿泊者の評価を基準にした方が正確なため、宿泊者の評価と価格から選んだ方がいいです。格安なホテルでも、タオルや歯ブラシ、シャンプー、石鹸、スリッパ、バスローブなどのアメニティーがついていて、旅行の便利度は高いとえます。ヨーロッパには、日本の喫茶店のように朝食を出す店がほとんどなく、多少高くても、朝食はホテルでとるのが一般的です。パンやチーズ、ハムやベーコンのクオリティは日本よりはるかに高く、1,500~3,000円はらう価値は十分にあります。
古城ホテル(シュロスホテル)・パラドール・マナーハウス(貴族の館)
お城や貴族の邸宅をホテルとして泊まれるようにした宿泊施設、スペインのパラドールは世界遺産のアルハンブラ宮殿の中にあり、ハネムーナーでなくても一度は泊まってみたい宿泊施設です。1泊ツインで20,000円ぐらいの古城ホテル(ドイツのシュロスホテル)もあり、予約さえ取れればぜひ泊まってみたいです。交通の不便なところにあるのが難点です。
ゲストハウス・B&B・ユースホステル
倹約旅行をしている人は、ドミトリーのあるユースホステルや民間のゲストハウス、日本でいえば民宿にあたる、イギリスのB&Bなどは、ホテルに比べれば格安です。1人旅でも大部屋のベット貸で、ロッカールームや女子専用ドミトリーもあり、ひところに比べると安全安心な宿泊施設となりました。
ゲストハウス
都市部の駅前を中心にたくさんあるゲストハウスは、ドミトリーを備えた民間の宿泊施設でバックパッカー向けの施設です。個室を提供する施設もありやすく旅行したい人にはおすすめだ。歯ブラシやタオルなどのアメニティーはなく、スリッパも用意していった方がいいです。
B&B
スペインのペンションやイギリスのB&Bは、日本の民宿のような宿泊施設で、オーナーの個性が売りの自慢の朝食を披露してくれる旅情あふれる宿泊施設で、価格もお値打ちです。言葉ができれば、ガイドブックに出ていない穴場情報なども主人から入手出来ておすすめの宿泊施設です。場所が不便なところにあるのが難点です。
ユースホステル
ドイツ発祥のユースホステルは、まさに若者の旅行が教育的効果があるとして運動として発展した日本でもおなじみの宿泊施設です。むかしは、夜な夜なミーティングとよばれる、交流会が開催され、ホストからその地方の話をしたり、歌を歌って旅人どうしが交流したりと、単なる安宿でなく、旅行者どうしの交流と情報交換の場でした。今でもそういった側面も残ってはいるが、単なる安宿として利用する人も多いです。国によりユースホステル協会に加入していないと利用できない国もあり、その場合は日本のお近くのユースホステルで入会してから出かける必要があります。
アパートメント
自分の借りているアパートの部屋を旅行者向けに改造して貸している民泊の一種。ヨーロッパでは一般的な宿泊施設になっている。鍵の受け渡しが難点ですが、割安で泊まった人の評判もよく、設備もランドリー設備やキッチンもあり、2~3連泊する都市型の観光にはもってこいの宿泊施設です。2ベットルームの大きなアパートに家族5人で泊まれば、1泊15,000円なら1人あたり3,000円とユースホステルなみに格安となり、洗濯や食事も安くあがり、倹約度も高くなりお勧めできます。
ホテル予約サイトを使って実際にホテルを予約する方法
予約を入れる時期
基本的には、航空券を確定して列車の予約を取ったら、最後に宿泊施設に予約を入れるという順番です。ホテルは数が多いので泊まれなくなることはないが、希望に合った条件のホテルは日1日と取れくなっていきます。ゴルナグラートホテルやアルハンブラ宮殿内のパラドールなど、半年前でも取れないホテルもあり、特定のホテルを希望する場合は、最初にホテルを取れる日を予約指定確定し、それから航空券や列車をそれに合わせて取る必要があります。特にヨーロッパを鉄道で旅行する場合、評判のいい駅前の安宿は、数か月前から満室になるので、早く予約することをお勧めします。
ホテルのロケーションはどこがベストか
ヨーロッパを鉄道で自由旅行する場合は、なんといっても駅前の宿がベストロケーションとなります。到着日のホテルで、航空機で到着した場合、空港から地下鉄1本で移動でき、翌日出発する列車の駅の前がベストロケーションとなります。自由旅行では荷物の置き場所が問題となるケースが多いのですが、駅前のホテルならコインロッカーや荷物預かりを使わなくても、ホテルに到着した時間がチェックイン時間前でもホテルは荷物を預かってくれるし、チェックイン時間後の列車に乗る場合でもホテルは無料で荷物を預かってくれる場合が多いです。(荷物を運んでくれた場合はチップぐらいあげましょう。)駅の周りには安いレストランやキオスク、ツーリストインフォメーションがあり、市電や市バスも集中していてどこへ行くにも便利です。そのためか、価格は割高です。
どのサイトから予約するのがいいのか
Booking.com
旅ステーションの一押しはオランダ本社でホテル予約サイトの頂点にたつ、Booking.comです。ゲストハウスやアパートメントも含み取り扱いホテル数で世界NO1のホテルブッキングサイトです。他のホテル予約サイトにデータを提供する大元の予約サイトです。リピーターの獲得のため、ジーニアスプログラムという会員プログラムがあり、泊まれば泊まるだけ安くなるサービスがある。1回のヨーロッパ旅行で5%~10%安くなり、朝食が無料でついたり、会員専用の割引きもあり、バラバラのサイトでホテルを予約するより断然お得になります。テレビコマーシャルでおなじみのトリバゴのような、いくつもの予約サイトにはこれらのデータが反映されないので、旅行を頻繁にする人は、ブッキングコムをメインにして、いいホテルが見つからない場合のみ、最安値保障のホテルコンバインドなどのデータ数の多いサイト横断検索サイトを利用するが、筆者が実行しているおすすめのホテル予約方法です。また、1つのブッキングエンジンで予約しているので、旅程表が自動作成され、グーグルマップと連動したアプリから道案内をしてくれるので、簡単に、ホテルにたどり着けます。予約は前払いと現地払いを選択できるようになっているので、ユーロの相場水準を検討して、前払いか現地払いは選択していけば、為替の差損を最低限にできます。
AGODA
シンガポール本社のヨーロッパ・アジアに強いホテル予約サイト。最安値保障をしているので、上記ブッキングコムと比較していみよう。下記の比較サイトで見ても、絶えず上位に表示され、Booking.com同様、使えば使うほど安くなるジーニアス割引がある。
トリバゴ
テレビコマーシャルでおなじみのトリバゴです。いくつもの予約サイトを横断検索し、最安値を保障してくれます。現在は、もとは、ドイツの会社ですが、アメリカのエクスペディアが株式の6割以上を取得し、現在は、エキスペディアグループです。