マイレージプログラム Frequent Flyer program

マイレージプログラムとは

マイレージプログラムは、航空会社が顧客を自身の航空会社に囲い込むために始めたサービスで、アメリカの航空会社が始めて、世界中の航空会社に広がった顧客サービスです。これは、顧客が特定の航空会社やホテルを利用することでポイントやマイルを獲得し、それらを後で旅行や特典と交換できる制度です。

マイレージプログラムの基本的な仕組みは、顧客が会員登録をし、航空券やホテルの宿泊、パートナー企業との取引などを通じてマイルやポイントを獲得することです。獲得したマイルやポイントは、将来の航空券、ホテル宿泊、アップグレード、特典商品の購入などに使用することができます。

また、マイレージプログラムでは、特典会員や上級会員などの会員ランク制度があります。会員ランクが上がると、より多くの特典や優先サービスを受けることができます。例えば、アップグレードの優先権、ラウンジの利用、特別なサービスなどがあります。

さらに、マイレージプログラムでは、提携航空会社や提携ホテル、クレジットカード会社などとの連携も行われています。これにより、他のパートナー企業のサービスを利用することでもマイルやポイントを獲得することができます。提携航空会社は、世界中の航空会社が、大きく分けて3つのアライアンスグループに分かれています。

どのカードを作るのがベストか

各航空会社は、自社のみでなく、提携航空会社連合（アライアンスグループ）に所属しています。日本の国内線と国際線の路線網の数と自分の利用範囲、クレジットカードの通用範囲、カードの年会費を考慮に入れて、マスター付きJALカードとVISA付ANAカードを2つ作っておけば、十分といえます。さらに、海外旅行傷害保険の保証金額を考慮にいれるならば、どちらかをアメックスかゴールドカードに変えておけば、空港ラウンジも使えてよりスマートに旅行できます。

ANAカード

JALカード

アライアンスグループ

ワンワールド One World

日本航空が所属するアライアンスでJALカードにマイルが積算される航空会社

ロイヤル・ヨルダン航空
日本航空
アメリカン航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
キャセイパシフィック航空
フィンランド航空
フィジー航空
イベリア航空
マレーシア航空
カンタス航空
カタール航空
ロイヤル・エアー・モロッコ
S7（エスセブン）航空
スリランカ航空

スカイチーム Sky Team

アエロフロート・ロシア航空
アエロメヒコ航空
エールフランス
アリタリア-イタリア航空
チェコ航空
中国南方航空
デルタ航空
アルゼンチン航空
チャイナエアライン
KLMオランダ航空
大韓航空
エア・ヨーロッパ
ケニア航空
タロム航空
ベトナム航空
ガルーダ・インドネシア航空
ミドル・イースト航空
サウディア航空
厦門航空

マイラー入門

マイラーは俗語でマイルをためている人、陸マイラーはフライトマイルではなくショッピングマイルでマイルを稼いでいる人のことを指す。

どのくらい貯まるのか

どのくらいのマイルが貯まるのかを計算してみた。

ヨーロッパ旅行

JALカードでフィンランド航空のパリ往復航空券(278,000円）を購入した場合、エコノミーの格安航空券の積算率は70%なので、フライトマイルが、12506×70%=8754マイル、ショッピングマイルが、2780マイルで合計11534マイル獲得。ユーレイルパス、ホテル、食事その他の費用合計400,000円をすべてJALカードで決済すると、ショッピングマイルが4,000ゲットできる。合計は15,534マイル。

沖縄旅行

JALカードでJALの東京発石垣島往復航空券(50,000円）を購入した場合、フライトマイルが2,448×75%=1836マイル、レンタカー、宿泊、食事代、70,000円をカードで支払い、ショッピングマイルが、700マイル、合計2,536マイル。

仕事でニューヨークへ

アメリカン航空券のニューヨーク往復航空券のフライトマイルが、13,478マイル、出張旅費の立て替え払い分100,000円のショッピングマイルが1,000マイルで、合計14,478マイル

日常生活の出費

電気・水道・ガス・新聞・コンビニ・スーパーでの買い物などのすべての支払いをカード払いとし、月平均170,000万円ぐらいのカード引き落としがある人の年間ショッピングマイルは、20,400マイル

1年間でヨーロッパ往復航空券をゲット

上記の獲得総マイル数は52,948マイルで、JALのヨーロッパ往復航空券（52,000マイル）をゲットできる。会社の出張のない人でも、2年でヨーロッパ行の航空券をゲットするのはそう難しいことではない。

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